束の間の休日。
ゆるるりと過ごすヒネモス。
あっという間に過ぎていく時間。
気が付けば、もうこんな時間かと思いながらも
ソファーに腰深く座り本を読む。
ほたっらかしにしていた携帯電話が鳴る。
ディスプレイを見ると登録されていない番号だったが、
どうせ番号変わったという連絡なんだろうと思い、電話に出る。
「本松謙治さんで御座いますでしょうか?」
妙に落ち着いて、そして丁寧な口調だ。
聞き覚えのない、なにかの営業か、
突発的にするアンケートにご協力して下さいといった類の
内容なのだろうと思い、「はい」と返事する。
すると、想定の範囲外の返事が返ってきた。
「クレジットカードご利用金額¥500,000を、
早急にお振込み下さい。」
頭が真白になった。
まさか自分にくるとは。
電話の主はしゃべり続ける。
考えるのも面倒臭くなり電話を切る。
が、
切っても、切っても何度もかかってくる。

元ラガーマンで、ベンチプレス130kを持ち上げる
ガッチガチの体育会系の兄が事情を知り電話に出る。
兄:「誰じゃコラーッ!なに眠い事いっとんねんっ!!
こっちコイや!お前 、ピーーーーーーー すんぞっ!」
いかん。
スイッチが入ってしまっている。
兄:「はっ?え!?ケンジに変わってほしい!?」
電話の主は、性懲りもなく僕を指名してきたが、
すんなり兄が僕に電話をパスするのも変だ。
恐る恐る電話に出ると、
「オレじゃボケぇぇぇぇ~~~~!!!N野じゃ!!!!!!」
嗚呼ぁああああ~~~~~~~!!!!!!
クライアントだ~~~~~~!!!!!!!
普段からイタズラ好きのN野さんからと全く気づいていなかった・・・・・